大黒湯

in北千住

サウナ

2021年、90年の歴史に幕を閉じた「キング・オブ・銭湯」の思い出に浸る。

〜昭和2年（1929年）創業、足立区を代表する銭湯の１つだった〜

店主の体調と、老朽化のため沢山の客に惜しまれながらも、2021年6月30日をもって閉店。

大黒湯は下町・北千住から徒歩10分のところにあり、駅西口を出て宿場町通りを歩き進むと到着する場所にあった。商店街の通りを歩いて行くと銭湯セットのカゴを持ちながら歩いているおじいちゃんや地元の方がチラホラと。

●外観、お風呂の特徴

宮造りの木造建築で、屋根の正面部の三角部分の破風（はふ）は、城や寺院に多くみられる造りだ。上段に大きな三角の格子が入った千鳥破風、下段はゆるくカーブした唐破風の2段重ねの構えとなっている。大黒天、恵比寿天の彫刻もあり神社仏閣さながらの造りが特徴的だ。
外には露天風呂があり、サウナ後には外気浴もでき最高だ。入浴後の休憩タイムには、庭園を眺めることができる畳スペースと、腰掛けられるソファがある。湯上がりの至福の時間を満喫できる、オアシスだったのだ。

●サウナポイント

女湯サウナはとても広々としていて、ドライサウナだった。水風呂もかなりキンキンに冷えていて、18度。井戸水をしており、水がとてもだった。